日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
28 | 29 | 30 |
講義3本目の映画は「風の谷のナウシカ」。最後のシーンに登場する一本の木の芽生え(写真左上)は何を意味するのかが課題。いつもと同じようにハンガリー語で議論の後、キーワード3つで日本語で説明する。学生の意見はだいたい共通していて、「希望」「共生」「蘇り」「いのち」だった。今回は僕も一参加者という発題をする。僕は「希望Hope」「癒しHealing」「生命主義Vitalism」をあげた(写真右上)。
「希望」はほとんどの班で出されたキーワードだ。しかし実は受講生は誰も読んでおらず、時間の関係上、僕も触れなかった漫画版ナウシカは、この「希望」が反転し、ナウシカは人類の「希望」を、文字通り踏みにじる結末になる。ある受講生(もちろん漫画版を読んでいない)が、「人類は自然と共生できないし、そんなパーフェクトな世界が人間にとって本当にいいの?」と、映画版が終わって10年かけて宮崎駿が問うた漫画版の世界を先取りするかのような疑問を呈したのには驚いた。
こちらに来て、日本語教師の方々の口から時々「スピコンが、、、」という単語を耳にした。「えっ、ハンガリーにもスピコンが、、、」と驚いたものだ。ある時から両者は別のもので、前者は日本語スピーチコンテストであることが判った。ちなみに後者はスピリチュアルコンベンション(現スピリチュアルマーケット)。
さて、その前者のスピコンであるが、審査員を仰せつかることとなり、セントラースロー高校に行ってきた。初級・中級・上級の3カテゴリーで、各5名がスピーチし、上位3名が入賞するというもの。審査員なので、あまり内輪の話やスピーカー一人ひとりへの講評は避けたいが、実に面白かった。
最近のコメント