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2012年11月18日 (日)

一線を越えた晩

20121119_2 校正と書評が終わり、近所のシュニッツェルの店の工事が済んで新装開店したんで一人で祝杯をあげる。ビール2杯で、もうちょっと飲みたいなと、いつものborozó(あっ、sörözőと思っていたら看板はこっちだった、、、違いはないみたいだけど)に行く。
おっちゃんがジュークボックスでサンタナを聴いていて「知っているか」と言うので、「70年代のアメリカのバンドだろう」と答えたら喜んでくれた。その後「タバコを吸えや」と1本もらう。ママさんが「強いからやめた方がいい」みたいなやりとりがあって「昔のタバコはこんなもんじゃなかった」と懐古調に(たぶん)。そこにいつもの白髭のおっちゃんが口笛でなんと!「インタナショナル」を吹き始めた。調子に乗って日本語で唱和したら、大受けで突如として共産主義礼賛がわき起こる。そうだろう、そうだろう。
おっちゃんの名はジョルジというのだが、ジョルジが店の客全員に「今飲んでいるのを、もう一杯おごる」となり、僕はパーリンカを飲む。おっちゃんは「ウォッカ飲め」とさらにウォッカを追加注文。もちろんイッキのみ以外の選択肢はない。「タバコも吸え」とタバコも吸う。そのうち「ワルシャワ労働歌」をマジャール語と日本語で大合唱。屋外でも放歌高吟。ジョルジが外套につけていたバッチを僕につけようとするが、彼も僕も酔っていてピンが指に刺さるものの服につけられず。ママさんに介助しいてもらう。ママさんが英語で通訳してくれてジョルジと住所交換。やがてママさんも「私はエルジェーベトと言うの。覚えた?」みたいに盛り上がってきて、いつもは売りもしないチョコを客全員に大盤振る舞い。ウォッカがきついので途中からビールに変えたが(これもジョルジのおごり)、一線を越えてしまった感じがする。
(2012/11/20)後日談。こういうことがあると、なかなか次に店に行くのが気恥ずかしく、borozóを避けて裏道を通って帰ったら、そこでばったりジョルジと再会。石畳のくぼみにタイヤがはまっていた車を引き上げる仕事をしていた。仕事中なので飲みには誘われず、ホッとした反面、ちょっと残念でもあった。もちろんジョルジからもらったバッチはしっかり胸についていた。

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コメント

とうとう一線越えですか!
そして地元民との交流もコッチ方面で、ですかっ。
バッチ…共産主義っ子アイテムなのかなぁ。

今度はジョルジおじさんとキラーイ温泉で
日本的ハダカの付き合いをしてほしいものです
「お背中流しましょうか」とかね

その後、一度も店に行っていません。ちょっと怖くて近づいてもいませんね。

緑の旗にFTCはやっぱりサッカーチームみたいです(Ferencváros)。紫のÚjpest FCというのが阪神・巨人的因縁のライバルチームらしいので、そのバッチをつけているときは紫っぽい人にはお気をつけてください!
一線を越えた晩から先生の敵→ http://www.ujpestfc.hu/

バッチ、とりあえず常時身につけています。その後、borozóに行っていませんが、ジョルジではない方の白髭のおっちゃんとはトロリーバスの中で(Lövölde térから乗車)会いました。バッチつけてるよとアピールしました。しかし彼、トロリーバスで3つ目のところから毎日、あのborozóに来ているんだ。

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